本日のマザーズ市場は、売り買い交錯でもみ合う展開となった。株式市場全体としては3連休を前に積極的な売買を手控えるムードが強かった。一方、マザーズ市場では利益確定の売りが出るとともに、東証1部の主力株を避けた投資資金が成長期待の根強いIT関連株や個別材料株に向かった。なお、マザーズ指数は3日ぶり小幅反落、売買代金は概算で2098.84億円。騰落数は、値上がり205銘柄、値下がり115銘柄、変わらず10銘柄となった。
個別では、時価総額トップのメルカリが軟調。AIinsideは戻りが鈍く続落し、BASEやアンジェスは下げが目立った。また、前日にかけて大きく上昇していたティアンドエスは利益確定売りがかさみ、下落率トップとなった。一方、時価総額上位のフリー、ラクス、JMDCは堅調。SOSEIは新型コロナウイルスの研究成果が好感されて8%超上昇した。また、GMO−FGやRettyは海外機関投資家の株式保有観測を受けて急伸し、上昇率上位に並んだ。
なお、アララは上場2日目の本日、売り気配からのスタートとなったものの、公開価格の2.2倍となる初値を付けた。
マザーズ指数は3日ぶり小幅反落、IT株や材料株には買い、IPOアララ初値2.2倍
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