東大タレントがTV収録ウラ話。女子が仲良く4人揃うのは奇跡?

 

それにしても、林先生の講義には引き込まれました! 講義を受けていた3時間は、あまりに面白すぎて、あっという間

林先生の生の授業を初めて拝聴させて頂きましたが、話し方、話の流れ、話の構成、話のテンポ、聞き手とのやり取り……すべてが予定調和のように完成されていて無駄がなく、本当に素晴らしくて、圧倒されました。さすが一流のプロの先生だと感激し、授業の仕方はとても勉強になりました。

3時間も続けて授業をするって、予想以上にとても大変なことだと思います。そのために相当な準備をなさっていたことでしょう。

しかも、この現実学という学問は、教科書があるわけではなく、先人の知恵や先人が発見したことを教える授業ではありません。林先生が独自の切り口で、この世にない全く新しい理論を説くのです。

既に分かっている事実や法則を自分なりの言葉で伝えるよりも、新しい事実や法則をゼロから生み出すことの方が格段に難しい

しかも、その理論がみんなを納得させる面白いものでなくてはいけない。みんなといっても、その場にいる聞き手だけではなく、テレビ番組をみている何百万人という大勢が相手です。

そんな難関の道を、見事にやってのける林先生はさすがで、尊敬です。そして、林先生をサポートするMCの中山秀征さんも、尊敬です。本番中に瞬発的にいろんな化学反応をおこす出演者の方々も、尊敬です。作品の細かいところまで支えてくださるスタッフの方々も、尊敬です。

その世界で一流の仕事をする、ってこういうことなんだなぁと、肌で感じながら学ばせて頂き、非常に勉強になります。

作品の素材のかけらとして自分が加われるのであれば光栄だし、世の中に生みおとされる作品に携われることが生き甲斐でもあります。

なんでこの話をしたかというと、受験家庭教育も同じだと思うからです。

入試は最たるもので、「放送時間 ≒ 試験時間」のようなイメージ。

たとえ試験時間が1時間であっても、それまでオモテには出ないところで、莫大な時間やエネルギーをかける。決して1人の力では成し遂げられず、大勢の人が関わって支えている。

だからこそ本番中には、簡潔な言葉に全ての想いをつめて伝える。編集でなるべくカットされないよう高い打率を目指して努力するのは、採点でなるべく×がつけられないよう高い得点を目指して努力するのと同じ。

結局は結果が全てで、まわりからは結果で判断される世界。

いくら頑張っても、放送にのらないと意味がないのは、いくら頑張っても、合格しないと意味がないのに似ている。

そういった意味では、番組収録も入学試験も、戦場なのです。はたから見れば、楽しんでやっているように見えても、心の中では、なんとか結果を残さねばという闘争心に燃えている。

終わってみれば、楽しかった~と思える充実感はあるけど、本番中は、神経が相当はりつめている感じ。本番中に緊張はしないけれど、神経を使うから気が抜けなくて、エネルギーをとにかく全力で注ぎます。

どんな仕事もそうですが、こうした戦場を渡り歩いていって、一つ一つを新たな糧にしながら、経験値を上げていきたいです。パズドラのように、モンスターが進化していく感じで(笑)。

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