ギリシャに行ったアーリア人はヨーロッパにも向かいましたから、シリアを攻撃しているフランス人(アーリア人)は紀元前も現在のシリアの人を追い出し、また今、シリアを空爆しているということになります。だからものすごい長い歴史から見ると、シリアの人たちは3000年以上もたって、また同じ民族が攻撃してきたということになります。
つまり「侵略すれば、そこに住んでいた人たちが難民になる」ということになりますので、世界で侵略ばかりしているアーリア人(ヨーロッパとアメリカ)は侵略も慣れているし、難民の受け入れも慣れているということです。
これに対してアジアは中国などを除いて、歴史的にほぼ「自分の国の中で生活する」ということが多かったので、難民も少なく、難民を受け入れる土壌もありません。ヨーロッパの学問だけを知っているいわゆる「知識人」と言われる人が「日本は難民を受け入れるべきだ」と言っていますが、実は難民受け入れというのは「侵略が多かった国」の文化で、むしろ難民の人も自分の国を離れるということは大変なことですから、「難民が出ないような政策」をとる方が良いのです。
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『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』より一部抜粋
東京大学卒業後、旭化成に入社。同社にてウラン濃縮研究所長を勤め、芝浦工業大学工学部教授を経て現職に就任。現在、テレビ出演等で活躍。メルマガで、原発や環境問題を中心にテレビでは言えない“真実”を発信中。
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