痛みでどうなる
米国投資機関は、新興国、米ベンチャー企業、シェールオイル企業などに今まで投資していたが、そこから資金を引き上げている。
このため、マルチプル・コントラクションが起きて、アマゾン(AMZN)-6.6%、ネットフリックス(NFLX)-7.8%、テスラ(TSLA)-6.9%、セールスフォース(CRM)-12%、フェイスブック(FB)-6%、スターバックス(SBUX)-6.7%などの急成長してきたベンチャー企業の株価が急落した。
とうとう、急拡大でも利益率が少ないか赤字のベンチャー企業からも、投資を引き上げているようだ。
米国債が売られ、かつドルリンク国が少なくなると、ドル高から一転ドル安にシフトする。この経路で、円高になり日本企業の外需の売り上げが剥げ落ち、かつ新興国、特に中国での売り上げが減り利益率は減少の方向になる。
来年度は日本企業全体で、20%程度の利益が減少する方向であり、株価が2万円になることはない。PERが15倍でも1.6万円程度と言う評論家もいる。
さあ、どうなりますか?
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『国際戦略コラム有料版』より一部抜粋
著者/津田慶治
国際的、国内的な動向をリアリスト(現実主義)の観点から、予測したり、評論したりする。読者の疑問点にもお答えする。日本文化を掘り下げて解析して、今後企業が海外に出て行くときの助けになることができればと思う。
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