追い風となったのは日本のアニメや漫画?
ルーマニアの学校では、主に英語とフランス語を外国語教育として教えていますが、そんな中で人々が日本語に興味を持った背景には、やはりアニメや漫画の影響があるようです。
フランスやドイツなどに比べると普及率は低いものの、ブカレスト市内では毎年「Nijikon」という人気のアニメイベントが開催されています。
会場では日本のアニメキャラクターのコスプレをする参加者や、日本のアニメグッズを販売するブースも見られるようです。
来場者はかなり本格派のコスプレでやってきます。
image by: ©udrescuovidiu.com (NijiKonのフェイスブックページより)
ある記事によると、ルーマニアでも「進撃の巨人」、「ナルト」、「One-piece」「ポケットモンスター」、「ドラゴンボール」など代表的な日本のアニメ作品が人気だそうです。
ドイツ、チェコスロバキア、ハンガリーともにルーマニアでは2007年からアニメ専門チャンネルのアニマックスを見ることができるようになり、この影響も大きいと思われます。
インターネットや日本のアニメを放送しているテレビ局を介して、今後も日本のサブカルチャー市場は拡大していくものと予測され、それに比例して日本語を学ぶ人たちの増加も期待されています。
日本側から見ればまだまだわからないことの多いルーマニアですが、ルーマニアの人々は私たちが思っている以上に、日本を近い国として認識してくれているのかもしれませんね。
image by: NijiKon
source by: Business Review,国際交流基金,外務省
文/長塚香織