「育休不倫」を超えていた。世界の政治家ビックリ不倫事情

 

フランス、大統領が不倫しても問題にならない国

オランド大統領は、美人政治家ロワイヤルさんと「事実婚」の関係にありました。2人の間には4人も子供がいる。しかし、2人は別れ、オランドさん、今度はジャーナリストのヴァレリー・トリールヴァイレールさんと事実婚関係になりました(06年)。

ところが2014年1月、オランドさん、美人女優ジュリー・ガイエさんと不倫しているのがバレてしまいます。それでヴァレリーさんとの事実婚は解消されました。彼女はその後、暴露本を出版しています。しかし、不倫が原因で、「オランドは大統領をやめるべきだ!」という話にはならないのですね。フランスは、「そんなもん個人の自由」ということでおおらかです。

イタリア、金と女が大好きな首相

この世ですべてを手に入れた男」といえば、イタリアのベルルスコーニー元首相でしょう。

まず、政治家として4回も首相になっている(1:94~95年、2:01~05年、3:05~06年、4:08~11年)。そして、「メディア王」として知られ、78億ドル約9,360億円の資産をもつ。まさに、「金」「地位」「権力」、全部を手に入れた。

「英雄色を好む」といわれますが、彼もまた「大の女好き」でしられています。1965年、カーラ・エルビアさんと結婚。2人の子供がうまれました。しかし、女優のヴェロニカ・ラリオさんと不倫関係になり、カーラさんと離婚。ヴェロニカさんと再婚しました。ヴェロニカさんとの間には、子供が3人います。

ところがベルルスコーニーさん、これで落ち着かなかった。09年、スキャンダルが発覚。18歳の下着モデル、ノエミ・レティツィアさんとの不倫。09年、ヴェロニカさんは、「夫の不倫」を理由に「離婚交渉」に入ったことを明らかにしました。

ロシア、報道されない…

言論の自由がない」と批判されるロシア。特に、「大統領の私生活」について報じることは、「絶対的タブー」です。

そうなのですが、ロシアには、「誰も報じないのに、全国民が知っているうわさ』」があります。それは、

・プーチンは、新体操の金メダリスト、アリーナ・カバエワさんとつきあっている
・プーチンとアリーナさんの間には、2人の子供がいる

というもの。実際どうなのか、報道されないので、関係者以外わかりません。ちなみにプーチンは13年、リュドミラさんと離婚したことを明らかにしました。

もう1つ、こちらは確かな話。クレムリンのペスコフ報道官。フィギュア・スケートのオリンピック金メダリストタチアナ・ナフカさんと不倫関係になった。このこと、国内メディアは一切報じないので、ロシア人はほとんど知りません。しかし、フランス人はみんな知っています。なぜかというと、ペスコフさんの奥さんが、フランスのメディアで真相を暴露したから。いわく「ディーマ(ペスコフさん)だけは、他の男と違うと思ってたけど、普通の男だった」。

ちなみにペスコフさんは奥さんと別れ、去年8月、ナフカさんと再婚したそうです(ロシアのメディアは、報じなかった!)。

以上、政治家の不倫、欧米ロについて書いてきました。王族、大統領、首相、まさに「不倫だらけ」の様相ですね。しかも、「不倫しても辞職に追い込まれないケースがほとんどです。ベッキーさんのケースを見ても、宮崎さんのケースを見ても、日本では不倫がバレて人生終わった感じになります。非常に「モラル面」で「厳格な国」ということができるでしょう。

image by: Shutterstock

 

ロシア政治経済ジャーナル
著者/北野幸伯
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