ストレスが減るのは…
さて、このように依存対象によってドーパミンが分泌されることを繰り返している人は、それによってストレスや不安を解消していると思っています。
でも実は、それは誤解なのです。
このときに解消できているストレスは「依存対象と接することができないストレス」だけなのです。
アルコールを飲む人なら、アルコールによって解消できるのは「アルコールが足りないストレス」だけ。
タバコなら「タバコがなくなってきたストレス」だけ。
ギャンブルでもネットでも同じ。「ギャンブルやネットをしないことで感じているストレス」だけです。
これが「ノドが渇いた」⇒「水を飲みたい」というのなら、まだ分かります。
すべての人間にとって水は必要で、何にも代えられないものです。そのためこれは依存ではありません。
しかしギャンブルや酒やタバコは違います。本質的に、生存に必要なものではありません。それナシで生きている人はたくさんいます。
結局「それを必要とする」のは「錯覚」なのです。
絶対的に必要だからではなく、繰り返してそれを摂取することで、「それが必要」と感じてしまっているだけなのです。
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『★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』より一部抜粋
著者/大和まや・ゆうきゆう(精神科医・心理研究家)
あらゆるジャンルの心理学を極めた、セクシーな精神科医たち。あやつる心理学のスキルは1000を超える。「ゾクゾクしなければ人生じゃない!」がモットー。読めば心が軽くなり悩みも解消されるメルマガを月に2回のペースで配信中。
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