確かに、最初は仲良く遊んでいるのです。プロレスごっこや、お弁当グループで話をしたり、ドッジボールで遊んだり、同じ部活になった子たちとふざけあっているなどなど、見ていても楽しそうです。しかし、その関係が少しずつ、少しずつ変化してきます。その中に、いつの間にか、いつもプロレスの技をかけられている、いつもボールを当てられている、毎日、道具を片付けさせられている、という状態になってしまう子がいます。「仲良し」が「いじめ」に変わってしまうのです。
しかし、先生も含めて周りの子はいじめに気付かないことが多々あります。「一緒に遊んでいる」という認識のままなのです。そしてなにより怖いのは、いじめている子さえも「遊んでいるんだ」としか思っていないのです。
繰り返しになりますが、4月は、「いじめの序章」ともなりえる大事な時期です。保護者の私たちとしては子供たちの友人関係に心を配ることが大切です。子供たちが学校から帰ってきた時の声に耳を傾けてあげてください。子供たちの声から、そのトーンや態度から、その後ろにある学校の様子を聞き取っていただきたいのです。
なにか不安に思ったりしましたらぜひご相談ください。いじめの処方箋は「早期発見・早期解決」です。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明
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『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』
「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。
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