第2位 クラシックコンサート
家族でクラシックの演奏会にいったとき、音楽とともに様々な感情が子供心に響いたのを覚えています。
私は幼少期からピアノを長年やっていたこともあり、クラシック音楽は身近なところにありました。
家には、親がそろえたクラシック音楽アルバムがあって、家や車の中で日常的に流れていました。
モーツァルト、ベートーヴェン、バッハ、シューベルト、ショパン、ドビュッシー、ブラームスなど。もともと両親ともクラシック音楽が好きで、父親はよく聞いていたし、母親はよくピアノで弾いていました。
クラシック音楽は、家庭において、自然に日常生活に溶け込んでいたおかげで、いろんな曲が体になじむようになっていました。
そこで、幼少期の私が憧れていたこと。それは、「私もピアノで弾いてみたい」
小さい頃から家でピアノの練習をして、母親にいつも教えてもらっていました。さらに近所のピアノ教室に通って、ピアノの先生にも教えてもらいました。
ピアノの先生のことも大好きで、手作りの焼き物に色をぬって、プレゼントしたなぁ。
子供って、自分が大好きな大人たちに、がんばって認めてほしいんですよね。ほめてもらいたい一心で、ピアノも頑張りました。
でも、小さいころは、手が小さいので、思うようにピアノが弾けないのです。
今でも覚えているのが、モーツァルトのトルコ行進曲。途中で、右手の指を横にめいっぱい広げて、親指と小指で同時に1オクターブ違う音をラ・シ・ド# ~♪ と鳴らしていく箇所があるのですが、手が小さくて届きませんでした。
ショパンの子犬のワルツや幻想即興曲も、難しくてなかなか思うように弾けなくて、いつか弾けたらな~と憧れていました。
クラシック音楽は、身近にあるのに、自分がいざ音を鳴らしてみようと思うとできない。そんなもどかしさがありました。
そういう状態で、クラシックコンサートへおでかけすると、憧れが現実に変わるから、生の演奏がすっと体に浸透してきて、“音楽は生きているんだ”って体が生き生きと反応する。
子供の頃からずっと憧れだった有名人の歌手に、コンサート会場で、生で会えたような喜びの実感に似ているかも。
ずっとアルバムの音源のデジタルで聞いていた音が、生のアナログで聞けるときの感動。
よりいっそうピアノをもっと頑張りたいって気持ちが芽生えて、モチベーションがぐんぐん高まりました。
クラシック音楽は脳へも良い影響をもたらすし、演奏会へいくと、優雅にリラックスできて心を癒してくれます。現実を忘れさせてくれる、つかの間のほっとするひと時。
何年も世界中で愛され続ける不朽の名作。言葉がなくても、心にじんと染み渡る優しい奏。いいですねぇ~~。
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