全米シェア53%。高笑いのネットフリックスにライバル社が反撃開始

2016.06.10
by erihiro(まぐまぐ編集部)
 

なぜNetflixは強いのか?

世界190カ国、8100万人以上の会員登録数を誇るNetflix。

なぜNetflixは高いシェアを独占できたのでしょうか?

同社はこれまで「ビッグデータの活用」に力を入れてきました。

そのデータを使って実現したのが精度の高いレコメンド機能」(おすすめ機能)。

ユーザーの視聴の細かい行動に関する膨大なデータ(どこで動画をストップしたのか、どこで巻き戻し、どこで早送りしたのかなど)を分析します。

これをもとに、ユーザーの好みを割り出し次にユーザーが見たいと思う作品を推奨します。

netflix02

個人に合わせたおすすめの作品が表示される

この「レコメンド機能」のクオリティが高いと、日本のユーザーのあいだでも評判です。

Netflixのもう一つの強みは、ずばり「コンテンツ力」。

巨額の予算をかけて制作する「Netflixオリジナルコンテンツ」は、クオリティが高く面白いと評判です

中でも、大きな話題を呼んだのが、製作費100億円の「ハウス・オブ・カード 野望の階段」。

こちらの作品を制作するにあたって、なんとNetflixは「ビッグデータ」を活用しているというのです。

その膨大なデータによって、監督にはハリウッドのヒットメーカー、デヴィッド・フィンチャー監督、主演にはケヴィン・スペイシーが選ばれました。

その読み通り、ユーザーからの高い視聴率を獲得し大ヒットを記録。

またネットドラマとしても初めて米エミー賞を受賞するなど、ビッグデータを使って、ネットドラマに革命を起こしたといえます。

ハウス・オブ・カード 野望の階段

ホワイトハウス内で繰り広げられる政界のパワーゲームにクギ付けです。

フラーハウス

この他にも1980年代に人気を博した米ドラマ「フルハウス」のスピンオフとして製作したドラマ「フラーハウス」も話題。

オレンジ・イズ・ニュー・ブラック

オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」は女囚人たちの刑務所内での生活を描いた物語。本作品は、オリジナルコンテンツの中で最も視聴された話題作。

Netflixは日本でも2015年からサービスを開始。ユーザーのあいだでは早くも「とまらない!」という声も聞こえ、SNS上では「Netflix中毒」というワードも登場しているとか。

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