この希少性は本能を刺激するために、誰もが陥りやすい浪費のタネです。衝動買いしがちな人は、こうして無駄な支払いをしています。じゃあどうすればよいか?
先程も言いましたが、売り手のライフサイクルにつき合っていたのではお金は貯まりません。そして本当に革命的な商品など、何年に一度も生まれません。だから逆にお金を支払うタイミングを、商品や技術の絶対的な変化のタイミングのみと決めておけばいいんですね。
例えば私のスマホは「iPhone4S」です。が、5年前に出たこのモデルと最新版に大きな変化は感じられません。だから変えません。以前から頭の中では「9くらいになったら買おうかな」と冗談で思っていましたが本当にそうなりそうです(笑)。7も大して変化はないでしょうし。
そういう意味では新しい物ばかり追って浪費しがちな人は、古くから変わらない価値の物、例えば美術品や骨董品を見る趣味を持つことはよいことです。なにせ「国宝級」というのは新作にはありませんからね。新作ではなくとも超絶価値のあるものは世の中にたくさんあると知れば、たいして変化のない新商品ごときに浪費することもなくなり、豊かな気持ちで節約ができるようになるはずです。
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