9条は本当に必要か?北ミサイル「日本海」着弾は日本に落ちたも同じ

 

憲法9条の立て札ではミサイルを防ぐことができないということ(自衛権)があるので、自衛隊が存在します。北朝鮮はかなりの頻度でミサイルを撃っているのですから、自衛隊としては常に警戒体制にあって、北朝鮮から日本に向かって撃ってきたミサイルを邀撃する必要があります。

もし、ミサイルを邀撃できずに、ゆっくりやってくる船舶だけを防ぐことができるとするなら、自衛隊は「日本を自衛」できるものではなく、特殊で旧式な攻撃だけを防ぐことができるという任務に変える必要があります。

北朝鮮はあらかじめ「ミサイルを撃つぞ」と言いませんでした。そこで日本政府は自衛隊が防御できる「破壊措置命令」を出していません。破壊措置命令は一定の政治的手続きをしますので、北朝鮮があらかじめ「撃つぞ」と言ってくれないとミサイルを邀撃できないのです。

このことを個人に当てはめると実に滑稽です。

強盗が突如として玄関を壊そうとしているので、必死になって警察に電話したら「あらかじめ連絡しておかないと警察は出動しません」と言われるようなもので、それでは現実には役に立たないのです。

 

 

武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』より一部抜粋

著者/武田邦彦
東京大学卒業後、旭化成に入社。同社にてウラン濃縮研究所長を勤め、芝浦工業大学工学部教授を経て現職に就任。現在、テレビ出演等で活躍。メルマガで、原発や環境問題を中心にテレビでは言えない“真実”を発信中。
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