ただし韓流の歴史ドラマはあまりに史実を無視して自国史を美化した嘘の内容が多いため、現在では「外華内貧」の象徴となっています。
私の近年の体験では、ヨーロッパの大空港にはたいてい韓国のパンフレットが氾濫し、ルーマニアの地方都市のホテルでは早朝6時から韓流ドラマが流されていました。そこでホテルのマネージャーに確認すると「誰も見ていないよ」と言われました。マンネリズムのため、飽きられてしまったそうです。
それでも韓国政府が大金をかけて韓流の宣伝を続けているのは、さまざまな「利権」が絡んでいるからとも言われています。
いずれにせよ、中国で「禁韓令」が9月から施行されれば、韓国芸能界が大きなダメージを受けることは間違いありません。
今年の1月には、韓国アイドルグループの一員である台湾人女性が、台湾の国旗である青天白日満地紅旗を振ったということで、中国での活動休止に追い込まれて、涙ながらに謝罪するという「事件」がありました。しかしちょうど台湾総統選の時期であったため、台湾でその映像が繰り返し流されたことで台湾人のアイデンティティに火をつけ、台湾独立派の民進党が躍進、蔡英文総統の誕生に寄与しました。