アジアの日常風景やイケメン、変なおじさんなど、これまで多くの「強烈な写真」を届けてくださった、無料メルマガ『素顔のアジア(たびそら・写真編)』の著者で写真家の三井昌志さん。今回は、インドで三井さんが出会った動物たちを激写しているのですが…、やっぱり強烈です。
インドの動物
インドは動物と人との距離がとても近い国だ。牛や羊、ラクダ、犬、猫、鳩。さまざまな動物と共に暮らし、共に生きる姿を追った。
ラジャスタン州に住む遊牧民ラバリ族はラクダの放牧で生計を立てている。一家が飼うラクダは全部で15頭。生まれたばかりのラクダは華奢でおとなしく、山羊のようだった。「もっとお乳をちょうだい」と一家の主に鼻をすり寄せる姿が何ともかわいかった。(インド2016)
ラクダに薬を塗るラバリ族の若者。水と灰を混ぜた薬をラクダの皮膚に塗る。ラクダにとって皮膚病は命にも関わる病だから、ひどくならないうちに手当てするのが大切だという。(インド2016)
赤いターバンを巻いたラバリ族の男が、羊を引き連れて歩く。雨が少ないラジャスタンの乾燥地では農耕は難しく、放牧で生計を立てている人が多い。(インド2016)
牧草地を求めて移動する羊飼い。デカン高原の乾燥地帯でよく見かける光景だ。(インド2016)
中央分離帯に佇む野良牛。インド北部には街角をうろつく牛が多く、交通渋滞の原因ともなっている。(インド2016)