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それぞれの家庭にそれぞれの子育て方針があると思いますが、中でも少し扱いが難しいのが「ウソの是非」ではないでしょうか。無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』では、「ウソをついてはいけない」と指導するよりももっと効果的な「伝え方」を紹介しています。
ウソはいけない
いろいろな方の子育ての抱負・方針・考え方をお聞きする中で、「私には真似できないな…」と思うものに出会うことが、時々あります。具体的には、
- 人に迷惑をかけない
- ウソをつかない
- 一度決めたら最後までやり抜く
そんな子に育てたい、育ってほしいという目標です。なぜ真似できないと思うかというと、たぶん生きていく中では、人に迷惑をかける場面・ウソをつくシーン・決めたことを断念する経験が必ず出てくると思うから。今号では、その中でも「ウソの是非」についてお伝えしますね。
私自身は、子どもたちに「ウソはいけない」とは言っていません。なぜなら、私が子どもにウソを要求する時があるからです。これからの季節は特に多い時期。親戚からプレゼントをもらったけれど、興味のない品物だった時、子どもの正直な気持ちは「なにこれ、いらなーい」ですよね。ですが、その場面で私は「ありがとう」と言うように伝えています。
同様に、実家などで用意してもらった食事が子どもの好みではなかった時も、本音が「全然おいしくなかった」であったとしても、「ごちそうさま」と言うように伝えています。意図や意味合いの差はありますが、ウソかどうかで言えば、これらは完全な「ウソ」。それを促している私からは、「ウソはいけない」とは、言えません。
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