ところで。 世界中のレストランがひしめくニューヨークに住んでいると、よくよく日本人同士で話題になるのが「日本食料理以外で何料理が好き?」というお題です。
うちのオフィスでもよくみんなで話してます。 フレンチやイタリアンと答える女子社員が多い中、やっぱりチャイニーズやコリアンと答える男性社員も少なくありません。 そのとき僕はいつも「キューバン」と答えてました。 実際のキューバに来るのは今回初めて。 それでもニューヨークにはキューバレストランは多く、本当に好きで通ってました。 毎年お正月に行ってたフロリダにも多かったし。
結局、僕は和食が一番好きって言ってたけれど、和食じゃなくても「RICE」があれば良かったのかもしれません。 和食好きではなくて、ごはん好き(事実、焼き魚定食よりも、オムライスの方が好きだものな)。そう考えるとサフランライスと鶏肉がメインのカリブ海の料理は和食以上に好きな食事でした。
あと、編集部でよく話題になるのが、「死ぬ前に何食べる?」というお題(こう考えると、なにをしゃべってんだよ、シゴトしろよと思わないでもないけど)。
みんなが「お寿司」やら「高級フレンチ」やら(僕は「嫌ってほどのユッケ!」)答える中、副社長の大阪人がぼそっと「でも結局は、、ほか弁(C)の唐揚げ弁当かな、、、」とつぶやいたのを聞き逃しませんでした。 確かに、こいつ、いいこと言うなぁと思ったことを覚えています。 結局、人間、行き着くところはそこだよなぁと(もちろん個人差あるけれどw)。
結局のところ、鶏肉というタンパク質と、お米という炭水化物のコラボレーションこそ、人類にとってもっとも美味しく感じられるものじゃないか、と(もちろん個人差あるけれどw)。そんな持論を持つ僕としては、キューバ料理は最高の贅沢です。 本場のソレを食べ尽くせることも今回の旅の楽しみのひとつではありました。
ただ! やっぱり日本の外食同様、NYのキューバレストランも外国人用にアレンジされていると、ここで知りました。 結構、クセも強く、慣れるのに時間がかかりました。
そして! ここでも(レストランでも)モノが圧倒的にない! 結局一週間通い続けて、お目当てのチキンとライスのもり合わせメニューがあったのは2日だけ。 あとは品切れ状態(笑)。今日はポークにしときなよ! とか、今日はビーフが美味しいよ、と言われ、なんとかチキン切れを隠そうとされます。 いや、チキンを食べにきた、と云って、初めて「悪いけど、今日はチキンないんだ」と白状されます。
7日間中5日間ないものをメニューに載せるなよ。
とにかくレストランも品不足で、バニラアイスクリームを頼んだのに、平気でストロベリーアイスが出てきて、いや、頼んだのバニラだよ、というと、今ないんだよ、と平気な顔で言ってきます(笑)。いや、ないんだよって。 。 それはオーダーした時に言うのがどこの国であれ万国共通の常識じゃないの?
とにかく「陽気な北朝鮮」は、お金になるためには、結構むちゃくちゃやりやがります。