家庭教育アドバイス……「あと伸び」する子どもとは?
小学生の子どもの成長は無限大です。精神面も学習面も夏休みが要と言ってもいいかもしれません。
だからこそ、メリハリをつけることが大切。遊ぶ日は遊びに徹し勉強はしないことです。
ドリルや問題集は、正解が決められていますが、「遊び」は、正解が1つではありません。
「遊び」は、自由自在に創り出すことができます。
- 「どうすれば、みんなが楽しいと思うか?」
- 「次は、こういうルールにしたらどうか?」
- 「どうすれば、相手も喜んでくれるか?」
こうした発想を膨らませながら遊ぶことが、「柔軟に仕組みを変える力」「工夫する力」を伸ばしていくことができるのです。
自然の中で、五感を使って「遊び尽くした体験」は、人間力と学力のどちらにとっても必要な「意欲」を育む源になります。
子どもにはぜひ、「主体的に野外で遊ぶ機会」をたくさん与え、遊び尽くすまで遊ばせてあげてほしいと思います。
社会の中で突き当たる問題は、答えがひとつとはかぎりません。子どもの頃に「遊び」で培った柔軟な思考力こそが、大人になってから役立つのです。
「五感を使って遊び尽くした総量」が多い人ほど、あと伸びします。
あと何回、夏休みがありますか? 五感を使って思う存分遊び倒しましょう。
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『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』
家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き、毎週月曜、木曜の二回に亘って配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。
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