ここで問題は、過剰と判断する基準ですよね。このテーマは片付けセミナーでもお話している 重要なポイントです。この基準がマズいとどうやっても上手く行かないんですね。服の場合、有効な基準がいくつか存在しています。「サイズアウト」「3年以上経った」です。なんていうか、こう、客観的に明らかでしょ? 身長が伸びたり体重が減ったり増えたりして、体に合わなくなった服はどれほど高価で思い入れがあっても無意味です。だって着られないんだもん。
3年以上というのは、ちょっと解説が必要ですよね。服には、旬があるんです。いわゆる流行というヤツです。これはアパレルメーカーが結託して勝手に作り出した幻想(こんなこと言っちゃいけないのか)ですが、それでも多少は気になるモノですよね。ところが、この流行がいつ来ていつ去ったのかシロートには解りにくいんですね。で、結果として、「まだ着られる…」と考え、クローゼットの肥やしになることが多いんです。
この解りにくい流行の風を一刀両断してくれるのが「年数」です。すなわち「3年経ったら」すでに流行は去ったものと考えるのです。事実、そのくらいじゃないですかねえ? 逆にいうと、流行を追いかけない方は、年数で判断する必要はありません。おそらく服が多くなりすぎないはずです。だって、流行ではなく自分に似合うのかを判断基準にしているということなので、買うときに慎重に判断する からです。これはこれでアリですよね。
4月は新しいスタートの季節。もう着なくなった服は、思い切って断捨離してみてはいかがでしょうか?
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