入り口の『Amazon books』という白い電子看板が目立つ。ここでも最短コースで入り口に向かうも、そこにはなんと行列が!??
本屋さんで行列???
電子書籍の普及や、大手Eコマースのアマゾンのせいで地元の小さな書店は閉店に追いやられたなんて話はよく聞くし、今回のブックストアのオープンを報じるメディアでもその点に触れている。
小さい書店だけでなく、大型書店のボーダーズ(BORDERS)は2011年に倒産し店舗を次々と閉店。
後に同じく大型書店のバーンズ&ノーブル(Barnes & Noble)がトレードマークと顧客リストを買収している。
そのバーンズ&ノーブルですら近年、米国各地で店舗を閉店している。
(ご参考)
・Barnes & Noble’s Stores Provide Relief as Online Sales Plunge
ただ実際は、ニューヨークの場合、街角の小さな本屋さんのほうが個性があるので人気だったりする。
(ご参考)
・電子書籍時代に、NYで街角の小さな本屋さん人気が上昇中なわけ
でも、アマゾンはボーダーズやバーンズ&ノーブルのような大手だ。しかもEコマースサイト。
そんなアマゾンがリアルな実書店を出した。興味が沸かないわけないし話題にならないわけがない。
そもそも、なんで?って思う人もいるだろう。
一体どうして、この書店不況と言われる時代に行列ができるほど話題なのか?
日本のメディアでは、『書店「存亡の危機」、また本屋が消えていく』
なんてタイトルの報道が出ているほどで、なかなか大変な状況となっている。
(ご参考)
この背景には、Eコマースビジネスが拡大を続けるからこそ、インターネットのバーチャル空間で成長を遂げたアマゾンのようなEコマースから始まった企業が近年、続々と実店舗をオープンするというトレンドに注目が集まっているからである。