ぜひとも商品化して欲しい「スマホグラス」
スマートフォンと開閉式のオペラグラス。
使うシチュエーションや搭載している機能は全く別モノだけど、両者は手の平に乗せられることや、大きさもほぼ同じという共通点があることをお気づきでしょうか?
「スマートフォンを開くと、オペラグラスが出てくる。スマホのタッチパネルでグラスの倍率を変えることができたら面白いかもって思いながら作りましたね」と井上さん。
なるほど、スマホとオペラグラスって使い勝手の面でも親和性が高い。どなたか、商品化してくれませんかね?

作った当時を回想しながら、パラパラと書籍をめくる
海外でも「欲しい」という声多数!「手回しダイヤル計算機」
「手回しのダイヤルをいつか使いたいと思っていたんですよ」と井上さん。
人さし指を使って回した、主に昭和の頃に活躍した黒電話(どの家でも「電話カバー」なるものがかけられていた)、もしくは駄菓子屋さんの軒先に鎮座していた赤電話を思い起こす人も多いのではないでしょうか。
この色合いに、この形。プッシュ式のボタンやタッチパネルにはない「触ってみたい」気持ちをかきたてるエモーショナルな計算機です。
外国人からも「ワオ〜! この回転式の電卓が欲しい!」といった声も!
ハイテク化する現代に戸惑って…「異Pod ANALOG」
iPodが登場した時、レコードプレイヤーが生きた化石になるんじゃないかと、動揺した人もいらっしゃったかもしれません。
この作品はちょうどiPodがブームになる頃に制作されたレコードが聴ける携帯音楽プレイヤー。
音楽が配信され始めた時期でもあり、井上さんは「レコードが聴けない時代になっちゃうのかな…? そんな憂いを感じつつ作りました」と当時を振り返ります。
全体的に高級感を意識したカラーリング、iPodと同時に世の中を席巻した「白い」イヤホンではなく、昔風の重量感を感じさせるものを採用。
海外からは「レコードが聴けるiPodなんて、本当に素晴らしいアイデアだ!」といった声も。