抗酸化、抗糖化、ホルモン分泌の促進、この3つに関して一瞬何かを頑張るということではなく、日々のライフスタイルの中にどれだけしっかりと組み込めるかということがアンチエイジングになってきます。
そして、そのライフスタイルが確立した時には、数年単位でその効果に驚くことになるでしょう。
最後に、アンチエイジングの観点からも非常に関心をもっているのが還元型COQ10です。
私たちの体は約60兆個の細胞で構成されています。
この細胞の一つ一つがエネルギーを作りだして新陳代謝を続けています。
この新陳代謝がスムーズにいかなくなることが老化でもあります。
エネルギーというと、筋肉を動かしたり、走ったりという印象をもつかもしれませんが、内臓も網膜もすべて細胞一つ一つがエネルギーを作り出して活動をしているのです。
そのエネルギーを作り出しているのが、細胞のミトコンドリア内にあるクエン酸回路と電子伝達系です。
特にこの電子伝達系の機能の衰えが、細胞のエネルギー産生の衰えとほぼイコールとなるため、電子伝達系をいかに活性化するかが老化防止の重要なポイントとなってくるのです。
そこでキーとなる物質がCOQ10です。
COQ10についてもこのメルマガで解説をしたことがありますが、電子伝達系で電子が受け渡される際にCOQ10に一旦電子を渡してからでないと伝達されないのです。
まさにエネルギーを作り出す最終工程での重要な役割なため、COQ10は体内で合成されることが出来るのですが、これまた老化のプログラムなのか、その合成能力は20歳を境に衰退していってしまうのです。
つまり、どんなに筋肉を鍛えようが、どんなに心配機能を強化しようが、細胞一つ一つの老化は20歳から始まるというわけなのです。