気になる大国ロシアの動向
イランは、もっと先に行きます。
イランとの争い、「究極の戦争に」 ロハニ氏が米へ警告
7/23(月)12:20配信
(CNN) イランのロハニ大統領は22日、米国に対し、イランとの軍事的な争いは「究極の戦争」につながると警鐘を鳴らした。国営イラン通信(IRNA)が報じた。
「究極の戦争」につながるそうです。トランプさんも、もちろん黙っていません。
トランプ氏は22日遅く、「イランのロウハニ大統領へ。米国を二度と脅すな。さもなければ、これまでの歴史でほとんど誰も被ったことのないような結末に見舞われるだろう。米国はもはやイランが発する暴力と死の狂気の言葉を我慢する国ではない。気を付けろ!」とツイッターに投稿した。
(ブルームバーグ 7月23日)
なんか、金正恩とのやりとりのようになってきました。中東戦争は起こるのでしょうか? 起こるとすれば、どういう構図になるのでしょうか? アメリカ、イスラエル、サウジアラビア、NATO?
既述のように、トランプの要求は、かなり無茶です。IAEAが「イランは問題ない」と宣言している。この国際機関以外の誰が、「イランは善」「悪」と決めることができるでしょうか?
そして、NATO加盟国イギリス、フランス、ドイツも「合意維持」を支持している。もしこれらの国々が「イラン戦争」に反対し、NATOが分裂状態になれば、アメリカの威信は大いに失墜するでしょう。
そして、イラン側につくのは、シリア(アサド)、ロシア。大国ロシアの動向が気になりますね。注目していましょう。
image by: shutterstock