まず設定画面は本当に普通です。このうち、ポイントは「ミッション」という部分。選択すると、「ふるふる」「数学問題」「写真」「記憶ゲーム」などのメニューが表示されます。このどれかのミッションをクリアしないと、目覚ましが止められないという仕様になっています。
ふるふる
中でも「ふるふる」はとてもシンプルです。とにかくスマホを、振りまくるというだけ。規定の回数振りまくると止まるという形です。でも、これ、できちゃうんですよ。ほぼ寝ぼけながら、やれちゃうんです。「グー」⇒「ジリリリン!」⇒寝ぼけつつフルフルフル!⇒止まった⇒「グー」…みたいな。
特に振るのって、うまく人差し指と親指で持てば、最低限の運動でできちゃうんですよね。コツつかんじゃうと。すると動きも少ないため、意識もボンヤリしたまま全部を行えて、また寝てしまうわけです。
ダメです。
計算問題
次に「計算問題」。これはレベルがあり、選ぶことができます。このうちもっとも簡単なものを選ぶと「8+7=?」みたいな問題が出ます。一瞬でできますね。うん。これも間違えるなら起きたあとの生活が大丈夫か、というレベルではありますが、とにかく一般的な大人でしたら、解くことはできる問題です。
しかし当然ですが、簡単すぎても、やはり一瞬で解いて、また寝てしまいます。そのためレベルをアップさせると、こうなります。
- (664×96)6070=?
………。
いやこれ、無理だろと。こんなの、紙でも出して必死に計算しないとできないだろと。朝の寝ぼけ眼で、さすがにここまで来ると、ハードさしかないんじゃないかと。そんな風に思いました。ですのでちょうどいいレベルにしようと思うのですが、果たして朝の集中力で、どれがちょうどいいレベルなのか、というのは非常に難しかったです。
日中なら「このくらいはギリ暗算で解けるのではないか」と思った問題であっても、朝の寝ぼけた状態で解けなかったこともあります。くわえて「やった解けた」と簡単すぎても、やはりそのまままた眠ってしまいます。すごい難しいのです。バランスが。「ちょうど頭を使って解けて、なおかつ目が覚めてる」くらいのレベルにしなきゃいけないのです。さらに人間、計算問題って、どんどん慣れていくんですよ。自分のレベルがアップしちゃうんです。昨日までちょうど良かったものが、今日は「余裕で解ける」とかも結構あって、その場合、やっぱり余裕で解きすぎてまた寝ちゃうんです。ダメじゃん、と。