影響は深刻
トルドー首相は、こんなことをいいました。
カナダのトルドー首相は14日の判決を受けて記者会見を開き、「カナダ人が罪に問われた事件で、中国が恣意的に死刑を適用し始めたことを、我々は政府として強く懸念する。国際社会の友好国や同盟国にとっても懸念すべき事態だ」と指摘した。
(同上)
「中国が恣意的に死刑を適用し始めた」そうです。
上にも書きましたが、中国は、法治国家ではない。お上の意向で判決がゆるくなったり、厳しくなったりする異常な国だと。そして、
「中国が恣意的な法執行も」…カナダが渡航注意
読売新聞 1/15(火)11:08配信
【ニューヨーク=橋本潤也】カナダ外務省は14日、カナダ国民の中国渡航に関し、中国当局による「恣意(しい)的な法執行」による拘束などの恐れがあるため、細心の注意を求める渡航情報を出した。米国務省も今月3日、米国民に同様の渡航情報を出している。
アメリカに次いで、カナダも、「中国に行くと、無実の罪で捕まる危険性があるから要注意!」と警告しています。アメリカ、カナダから中国への旅行者は、激減するのではないでしょうか?そして、「死刑が大嫌い」な欧州諸国でも、反中の機運が高まることでしょう。
この一件、中国にとって「致命的」とはいえないでしょう。しかし、「方向性」は「自滅」です。こういう言動を積み重ねていけば、国際社会で中国は、「異常な国」という悪評が固まり、「孤立」し、「自滅」します。
これからの中国を、注視していきましょう。
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