「天気のいい日に外遊び」があらゆる習い事よりも優れている理由

 

(4)非一貫・非継続

子どもの興味がずーっと続くことはなく、むしろコロコロと興味の対象は変わるものだそれが子どもの自然な姿なのだと、あらかじめ覚悟しておきましょう。

「やってみたいなら、始めてみよう」という気楽さで習い事を始めても良いので、「興味がなくなったなら辞めてもいいよ」との穏やかさを持ちましょうね。

親だけがヘンに執着して、楽しくもない習い事を続けさせて親子ともに不幸になっているケースは、残念ですが少なくありません。

(1)でも述べたように、親の意思を押し付けることは厳禁ですし、親の意思をチラつかせてプレッシャーをかけることも、やはり厳禁です。やって良いのは、情報提供まで。

「ピアノって、ずっと続けて上手になってくると、思い通りに弾けて面白くなるらしいよ」

「スイミングを続けておくと、体が丈夫になって長い時間サッカーできるようになるって聞いたことがあるよ」

情報提供を受けたうえでも子どもが続ける意欲を持たないなら、潔く辞めさせてあげたいものです。「またやりたくなったら、やればいいしね!」と。

その覚悟を持ちながら見守り、万が一、長く続けることができたなら、それはひとつの奇跡。どれも続かなかったら、それも「いろいろなことを体験できた」という奇跡。心の中で喜びながら見守り続ける度量が持てれば、理想的です。

(5)学びの対象

形のあるもの答えのあるものばかりに目を向けてしまわないよう、気に留めておきたいです。

スクール・教室で習えるもの─スポーツ関連、外国語、お勉強、芸術関連etc…は、すべて形・答えのあるものです。

これらが無意味なものとは思いませんが、幼い子どもが「学ぶ」べき最も大切なことは、別の場所にあると、私は考えています。

その「別の場所」とは、「日常の遊び」。しかも、「外遊び」は、子どもにとって最高の学びの場・成長の場です。

同様に、「家庭の日常生活」にも、学び・成長のレッスンがいっぱい詰まっています。

習い事をテーマにしながら、ミもフタもない結論になりますが、普通に暮らし、天気の良い日にはなるべく外に出て日頃から子どものやりたい」「やってみたいを見守ってあげるだけで本来は充分なのだと思います。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 パパコーチ くろさわ 【発行周期】 週刊

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