何が言いたいかというと、せっかく全国民に沖縄の問題を知ってもらうために「トークキャラバン」をする、しかも県の事業として税金を使ってやるというのに、ちょっとは責任を感じてほしいということです。
立ち上がりからこれでは、マスコミが大きく報道せざるを得ないような戦略性は皆無と言ってよいと思います。沖縄県民に対するアリバイ工作のような印象さえあります。玉城知事が全国を回り終えたあと、政府が進める辺野古案を受け入れるのではないかという予感さえ、目の前をよぎります。
「全国を回りましたが、ヤマトンチュの理解は進みませんでした。県民の皆さん、政府のやり方は横暴ですが、どうしても止めることはできませんでした。断腸の思いで受け入れます。ご理解ください」なんてことに、ならないでしょうね。(小川和久)
image by: U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Nicole Rogge
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