『アリとキリギリス』だってそうです。アリにはアリの集団でコツコツやっていく楽しい人生があって、キリギリスにはキリギリスの、アリから見たら刹那的かもしれないけど、それはそれで楽しい人生があって…、それらに優劣なんて無いんです。ただの価値観の相違なんです。互いを比較検討したり、評価したり、優劣の競争をする対象じゃないんですよね~。
なので、「寓話」とか「昔話」とかをお子さんに読み聞かせする時って、こういうところも話聞かせていかないと、自分らしく生きるのではなく、他者に認めてもらうために頑張るとか、他者に認めてもらうために生きるみたいなことがあたかも正しいことのように刷り込まれちゃうんじゃないかなと…。
本当は比べる必要のない人と自分をいちいち比較しては、自分の得意分野を隠して他者の得意分野で頑張ろうとするのは劣等感を強化しちゃいますよ~。無価値感を強化しますよ~。罪悪感をも強化しますよ~。
とは言っても、他者と比較してどうこうするのはある意味人間のサガみたいなところかもしれませんが、サガに流されるんじゃなくて冷静に自分の価値観を洗い出し自分の価値観に沿って生きる勇気を持つことがやっぱり大切なわけで…。
キリギリスのような人生を生きたって、アリさんのような人生を生きたって、そうじゃない別な人生を生きたって、何だっていいんじゃないでしょうか?だって、私は私ですから~。
ただし、自己責任の原則はお忘れなきように^_^
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