好感度UP狙う?愛用の首相や小泉大臣「マイボトル」国会提案へ

2019.12.25
by MAG2 NEWS編集部 HY
 

国会にホットな議論を投げかけた小泉大臣

あれから6年、マイボトルが世の中のトレンドとなった2019年12月、今度はSDGsの推進を担う小泉進次郎環境相が衆院環境委員会にマイボトル入りのコーヒーを持参して「怒られた」と告白したことを東京新聞産経新聞時事通信などが伝えた。

時事通信によると、現在は委員会室などへのマイボトルの持ち込みに関する明確な規定がなく、各委理事会の許可を取るのが慣例。許可を得て、安倍晋三首相が健康上の理由でさゆ入りマイボトルを利用したり、重度障害を抱えるれいわ新選組の木村英子氏がペットボトルを持参したりしているが、小泉環境相はルールを知らず、許可を得ていなかったという。

だが、先に紹介した「水筒に関するアンケート調査」による水筒の利用理由に「ゴミの減量など環境への配慮」を挙げている人も一定数いるように、ゴミを出さず、環境負荷が少ないとされるマイボトルの利用は推奨されるべきであろう。

自民、国会にマイボトル持ち込み提案へ

小泉環境相の「怒られた」発言を受けて、識者らから「見直す余地があるのではないか」との声が上がったようだ。また東京新聞によると、閣僚になる前、中堅、若手議員らと国会改革に取り組んだ小泉環境相は、マイボトルを推奨する環境相の立場から「何を飲むか、自分で判断する成熟した国会をつくりたい」と呼び掛けたという。

時事通信は、自民党が9日の参院議院運営委員会理事会で、各委員会室への飲料入りボトルの持ち込みを自由にすることを提案したことを報じた。ルールを設けて来年の通常国会中にも実現したい考えだという。

時代に逆行した実態が明らかになった日本国会。マイボトル愛用者の安倍首相や小泉大臣が率先して環境・エコに配慮した行動を推し進めていってほしい。

source:PR TIMES

image by:首相官邸

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