日本経済新聞によると、加藤厚生労働大臣は15日に行われた記者会見の中で、国の研究班が4月に行った新型コロナウイルスの抗体検査で、東京都で0.6%、東北6県で0.4%が陽性と判定されたことを明らかにした。また、早ければ6月から1万人規模の抗体検査を実施することも発表した。
1万人規模の抗体検査、来月にも実施 厚労相表明 https://t.co/e1MaDbgOjQ
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) May 15, 2020
東京都0.6%、東北0.4%が陽性反応
4月に先行して実施された抗体検査は、日本赤十字社協力のもと、献血にやって来た1000人を対象に東京都と東北6県で行われた。
その結果、東京都で献血した500人のうち3人(0.6%)、東北6県で献血した500人のうち2人(0.4%)が陽性だったという。また、保有していた昨年1~3月の血液で検査したところ、こちらも2人(0.4%)が陽性だった。
ただ、検査キットの性能に問題がある可能性もあり、サンプル人数が少なく、結果にばらつきもあるとして、より大きな規模で行う検査が必要だと判断した。
NHKによると、加藤厚生労働大臣は「抗体の保有状況を正確に把握するには、多くの被験者を対象にして、抗体の量をはかる検査が必要だ。早ければ来月から一般住民を対象に、トータルで1万規模程度の大規模な検査を開始したい」と述べ、東京と大阪、そして宮城で行うことを明らかにした。
東京 大阪 宮城で1万人規模の抗体検査へ 新型コロナウイルス #nhk_news https://t.co/yeoZ2l8BtZ
— NHKニュース (@nhk_news) May 15, 2020