手越祐也、ローラ…なぜ事務所から独立する芸能人が増えたのか?

2020.07.04
by tututu
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ここ最近、芸能人が所属事務所を辞めて、フリーランスになるケースが急増している。1日にはモデルでタレントのローラが、14年間在籍した所属事務所から独立したことを発表。また、タレントの神田うのは先月30日に自身のインスタグラムを更新し、31年在籍した所属事務所を退社したことを明らかにした。

相次ぐ芸能人の独立

事務所から独立して最も世間を騒がせた人物といえば、先月19日にジャニーズ事務所を退所した手越祐也だが、そもそも手越の場合はその数カ月前から「事務所を辞めるのでは」とささやかれていた。

しかし、ここのところ頻発しているのは、前述のローラや神田うののように、前触れもなく突然事務所を辞めてしまうことだ。もちろん、水面下では本人と事務所のやり取りがされているものの、それが全くと言っていいほど外部に漏れてこない。

少し前にさかのぼると、女優の米倉涼子もことし3月に27年間所属した大手芸能事務所・オスカープロモーションを退社している。

他にも女優の栗山千明、タレントの安田美沙子、お笑い芸人・ますだおかだの岡田圭右の娘でタレントの岡田結実、そして元SMAPの中居正広らが2020年に入ってから相次いで所属事務所から独立をしている。

芸能人が所属事務所から独立する理由

なぜ、ここまで芸能人の事務所退所が続いているのか? 少し前までは、独立するとなると揉めるパターンがほとんどで、事務所の移籍はあったとしても、フリーランスになるという芸能人は多くなかった。芸能界から干される、仕事がなくなるといった心配が大きかったからだろう。

しかし、現在は違う。SNSや動画サイトの普及により、自ら発信する場が増えただけではなく、上手くやればこれらの広告収入などだけで、大きな収入を得ることができる。その点で、芸能事務所に所属するメリットを感じる人が少なくなってきたのかもしれない。

実際、事務所に所属していれば、自ら営業しなくても仕事をもらえることができる反面、さまざまな制約も受ける。20~50%のマージンも取られる(事務所による)。これらを天秤にかけた時、事務所から独立するという道を選ぶ人が増えてきたということだろう。

だが、YouTubeを始めた芸能人は多いものの、成功しているのは一部といってよい。芸能人だからといって、SNSや動画サイトで大きな収入を得ることはそんなに甘くはないのだ。

今後も所属事務所から独立する芸能人は増えるとみられる。次はどんな大物芸能人がフリーランスとなるのか、注目していきたい。

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