LINEブロックによる男女関係のトラブル
LINEブロックが起きる例として、最も多いのが男女関係のトラブル。男性からしつこく言い寄られる、別れたのに元彼女からメッセージがくる、嫌がらせ、いかがわしい画像が送られてくる…ということが多いとか。
このような迷惑行為を行う相手に対し、LINEブロックを行うとどうなるのでしょうか? それで収まればもちろん良いのですが、ストーカー化してしまうパターンがあるようです。
具体的には、「別のスマホから連絡してくる」「SNSで調べてダイレクトメッセージを送ってくる」「別アカウントのLINEから送る」「家を訪ねてくる」…完全なストーカー行為です。もうこうなると、相手の行為はエスカレートするばかり。次第に激しくなり、沼津で起きた事件のように、いつ刃物を持って相手が目の前に現れるかわかりません。
LINEブロックは絶縁状を送るつけるようなものですから、気を付けて行わなければなりません。あまりにもストーカー行為がエスカレートするようであれば、弁護士や警察に相談しましょう。実際に弁護士事務所にLINEブロックに関する相談は多いといいます。
トラブルは友人同士の間でも
男女関係以外でも、友人同士の間でLINEブロックにまつわるトラブルがあります。いくら友達だったり知り合いだったとしても、自分の自慢しかしてこなかったり、内容のない話をしつこく送ってこられたり、以前は仲が良かったけどもう連絡を取りたくなかったり…という人たちに対しては、ブロックしたくなりますよね。
友人同士の場合は、LINEをブロックすると、そのまま関係が自然消滅するパターンが多いようですが、その一方でトラブルに発展してしまうケースもあります。普段から顔を合わせない人同士なら特に問題はないようですが、頻繁に会わざるをえない人だと大変です。
気まずくなるどころか会話は完全になくなるでしょう。同じ友達グループなら「何かあったの? 」と周囲が心配するかもしれません。
しかし、これならまだましな方です。最悪なのはグループから排除されたり、陰湿ないじめにあったり…などというトラブルに発展してしまうパターン。男女間のようなストーカーというものとは異なりますが、これはこれで精神的にかなりつらいものです。実際にこのようなトラブルは頻繁に起きているといいます。
もちろんLINEブロックは時に必要な行為ですが、その先に待ち受けている出来事も考えておくことが必要。たかがブロック、されどブロック、取り返しのつかないトラブルや問題に発展させないためにも、十分に注意しましょう。
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
source : NHK
image by : shutterstock