米中戦争の開戦は秒読み段階。南シナ人工島をアメリカが先制攻撃へ
米中の狭間で、日本はどう対応するべきか?
南シナ海を舞台にした米中の軍事的な衝突の恐れは高まっていると思われますが、願わくは、かつてのキューバ危機のように、両超大国が交戦の寸前で思いとどまることができるように祈っています。
しかし、トランプ大統領とその周辺、そして習近平国家主席とその周辺に、ケネディー・フルシチョフ両首脳のような駆け引きが、まだ出来るかどうかは分かりませんが。
あとは、個人的な願いですが、米中の直接対決が激化した場合、彼らのミサイルが上空を行きかうことになってしまう我が国日本が、両国にまだ顔が効くという特殊な状況を最大限生かして、悲劇が現実化する前に、何とか仲裁・調停のために奔走してほしいと切に思います。
新型コロナウイルス感染拡大が続き、国内でも対応に追われる中、日本がこのような重責を果たすのは困難にも思えますが、米中両国に振り上げた拳を下させるきっかけを作るmediatorの役割を果たせるのは、私は日本しかないと考えています。
アメリカ大統領選挙は予定通り11月3日に開催されることになりそうですが、それまでにあまり時間が残されておらず、何としても再選のために支持率浮上のウルトラCが欲しいトランプ大統領としては、対中開戦の指示書に署名する一歩手前まで来ているかもしれません。
中国政府と人民解放軍もその事態に備えているようです。緊張は間違いなく高まる一方です。
国連にも、欧州各国にも果たすことが出来ない非常に重要な国際的な役割を、ぜひこの機会に、日本には果たしてほしいと願います。皆さんはどうお考えになりますか?
image by : Evan El-Amin / Shutterstock.com
トランプ大統領最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』米中対立米中関係習近平国家主席
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