「America is Back!」どころではないバイデン新政権
12月3日にCNNなどが報じた内容によると、バイデン新政権では国家安全保障会議の幹部レベルにアジア担当を置くという方針が伝わってきました。
アジア重視の姿勢と中国への警戒を示したものと思われますが、具体的にどのように中国と向き合い、北朝鮮の問題に取り組み、トランプ大統領が見放した韓国と向き合い、そして日本と付き合うのか。一刻も早く戦略を練っておかないと、中国にいろいろと暴れさせるスペースと時間を与え、取り返しのつかないことになるかもしれません。
そう、America is Back!どころではないのです。
バイデン新政権初期には、コロナへの対応や経済・雇用対策など、国内問題が山積しており、多くの外交的な成果は期待できないと見るのが筋かもしれませんが、「中国といかに付き合い、戦略的に対峙するのか」という今後の世界の趨勢を占うBig Questionに対しては政権が正式に発足する前に方針を固めておく必要があるでしょう。そこにもし、日本がしっかりとパートナーとして並走することができれば、来年からの日米関係のバランスにも変化が見られるかもしれません。
皆さんはどうお感じになるでしょうか?またご意見、ぜひお聞かせください。
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