編集後記
この件は様々な報道機関で取り上げられましたが、次々と関連問題が噴出しています。私は被害生徒の動画や写真をご遺族から送ってもらいました。
お母さんが撮影しているからでしょうか、とても楽しそうにしている様子は微笑ましいと同時に、画面の先の子が自ら命を絶つところまで悩まされ、追い詰められてしまったのだと思うとすごく辛い気持ちでいっぱいになってしまいました。
本件にもう1つ付け加えるとすれば、学校や教育委員会はこういう事件が起きるたびに、頭を下げつつも、やれ「研修はしていた」「注意喚起は行っていた」という書面を発行します。本件も同様で、一部資料は研修をしていたという内容が出てきます。
では問いたい。その研修はどの程度の効果があり、どの程度の抑止につながっていたのか。なぜ未だに全国的に被害が起きているのか?そして、こうした被害は氷山の一角であり、事実隠ぺいされている件がそれ以上にあるということをどのように考えているのか。
わいせつ教師は二度と教壇に立てないようにするのみならず、子どもたちに関わらないでほしいという実効性のあるものが、しっかりと定着させなければと思い、微力ながらもこうした問題は積極的に取り上げていきたいと思います。
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