なぜ、日本はグループでの人間関係トラブルが後を絶たないのか

Thinking young woman shot in the studio
 

日本によくある、暑苦し~組織のお話でしたね。

あるグループから抜け出せない・止められない・脱退できない。そういうグループは結構日本に存在していますよね。

こうした抜け出せないグループの中でヒエラルキーはできやすいんじゃないかと思います。いや、ここは想像なんですが。あるいは、順序が逆で、ヒエラルキーができているグループが多くて、そこに入ってみたら抜け出せないグループだったっていうパターン。うむ。あるある。

こういう耐え難いほど暑苦しい性質のグループが意外とたくさんあるんですよね。で、この暑苦しさが結婚生活に表れると、さあ大変。

なにせ脱退できない・厳格なヒエラルキーですからね。そりゃストレスも溜まりますわ。これも、グループから抜け出せないことが、

  • 不可避的に

ストレスを産んでいて、しかもそのハケ口は同じグループ内になりがちです。その結果として、外から見ると分からないけど、内実はドロドロみたいなグループができちゃうんですよね。

ストレスの溜まった人は自分より弱そうな

  • 配偶者
  • 子供
  • ペット

などに当たり散らすわけです。対配偶者だと、夫婦間DV・モラハラ対子供だと、虐待と言うことなるんじゃないでしょうか。

これを根本的に解決するのは、

  • グループの構成員の流動性を高めること

つまり、加入しやすく脱退しやすくするということです。構成員が固定されすぎているから、ストレスが生まれたときにも背後にある権力を傘にきて、ミョーなイジメが勃発するんですよ。気軽く加入してみて、ダメなら

  • あ、違う感じだわ

で、出ていくと。もちろんこれで全てが解決するとは思いませんが、このくらいの軽さがあってもイイと思うんですよね。

で、ここまで考えてくるとしみじみ思うんです。

  • 離婚ができるって悪くない

ですよね。離婚とは、つまり

  • 特定の結婚からの脱退

を意味しているからです。壊れてしまった結婚関係にいつまでも縛り続けられることなく、そこから自由になれるんです。もとより離婚を推奨しているわけでも、礼賛しているわけでもありませんよ。悪しからず。

特定の結婚から脱退できることで、

  • 死ぬほどガマンする必要がない

ことになるんです。いざとなったら離婚すればいいやってヤツですよ。結婚生活の終わりを意味するので、それほど簡単に決意はしないでしょうが、それでも

  • 選択肢のひとつとして検討できる

ということが、救いになるんです。

離婚できるのは、悪いことじゃない。離婚を禁止しても、壊れた結婚生活は戻らないんですよ。ストレスが増えるだけで。え?壊れてた結婚が元に戻ったらどうするんだって?再婚すりゃいいんじゃないでしょうか。

結婚生活で苦しみすぎている人に覚えていてほしい。離婚は常に選択肢として考えていい。選択肢ではあるけどトラブルやストレスを解消するために、ベストを尽くしてみてくださいね。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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