そこで、自分の気持ちを伝えても大丈夫と思え、自分の気持ちを伝える方法が分かる絵本を紹介します。
『気持ちの本』
森田ゆり/童話館出版
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内容紹介
「うれしい気持ち、悲しい気持ち、しあわせな気持ち、いやな気持ち、どれもみんな、あなたの大切な気持ち」心の中は目で見えないけれど、心の中の状態を気持ちが知らせてくれます。その時の気持ちを大切にしてください。嬉しい気持ちや幸せな気持ちは、それを言葉にすることで誰かに伝えましょう。あなたの嬉しさはきっと2倍になるはずです。心にいかりの気持ちがわいたら、怒った気持ちを言葉にして誰かに話してみましょう。あなたが人に言葉にして話すと、その気持ちは半分になります。悲しい時も悔しい時もさびしい時も、そうです。言葉にならない気持ちもあるかもしれません。でもあきらめないで!あなたを分かってくれる人に聞いてもらいましょう。あきらめないで、聞いてくれる人を探しましょう。子ども電話相談もあるのです。「いろんな気持ちを大切にして ぐんぐん大きく しあわせになる。」
(童話館出版HPより)
【子育てワンポイントアドバイス】
「自己肯定感の高い子に育てること」を掲げる教育は必要かもしません。ただ、それよりも、自分の心や自分の体を守ることを子どもに教えることは、とても大切ではないでしょうか。
自分の心や体を守っていいとわかり、その方法を知っていると、自信となり、自分は存在をしても良いと思う、つまり、自己肯定感の高い子になるからです。そのために大切なのは、自分が感じた気持ちを大切にすること。
こんな風にお話をすると、ポジティブな気持ちしか話してはいけないと、無意識に思う人が多いのです。でも、大丈夫です。自分の心が感じたことなので、どんな気持ちであっても、あなたの大切な気持ちです。
でも、小さい時にお家や学校で禁止され、どんな気持ちをどんなふうに話したら良いかわからないお父さんやお母さんは多いのです。だから、『気持ちの本』を親子で読んでみてください。そうすると、気持ちを話すことを自然に許可できます。
さらに、気持ちを話す方法が学べ、練習でき、気持ちを話す人になります。そうすることで、親子で自分を大切にし、他者も大切にする、幸せな人がどんどん増えます。
『気持ちの本』は、このような人に特にお勧めします。
1.自分の心や自分の体を守る人になりたい人
2.親子で自分を大切にしたい人
3.幸せな人になりたい人
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