もっと怖い中国の「内部工作」
尖閣問題は、超深刻ですが、とりあえず「目に見える問題」です。もう一つ深刻なのが中国の「内部工作」でしょう。つまり、政治家、企業、学界、メディアを工作によって、「中国の手先」にしてしまう。こちらは、なかなか見えないので実態がつかみにくい。
どうすれば、中国の工作の実態を知ることができるのでしょうか?私は3冊の本を推薦します。1冊目は、『目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画』。これは、大げさでなく「歴史的な本」です。超親中だったオーストラリアの国論をひっくり返した1冊。
2冊目は、『見えない手 中国共産党は世界をどう作り変えるか』。こちらは、北米と欧州の工作についての本。
この2冊、「中国の手先」となっている人物の実名がバンバンでてくるのがすごすぎです。この2冊は、是非とも読んで欲しいですが、「情報が詳しすぎて、読み切れない」人がでてくるかもしれません。そんな人にお勧めなのが、『「目に見えぬ侵略」「見えない手」副読本』。こちらは、『月刊Hanada』編集部が、2冊の骨子をコンパクトにまとめた本です。天才奥山真司先生が監修をされたおかげか、これ以上ないほどわかりやすくなっています。私的には、『副読本』からはじめて、『見えない手』、『目に見えぬ侵略』に進んでいくのがいいのかなと思っています。
皆さん、日本においても中国の内部工作は進んでいると思います。世界で起こっていることの実際を知り、日本が中国の「小日本省」にならないよう、警戒していきましょう。
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