明日で月足が確定。今日時点で見ると丸坊主の陰線です。6月はかなり高い確率で2万300円、1万9,450円という下値の節目にトライするのではないでしょうか。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)
きょうの日経平均は小幅に続落、前日比60円安の2万942円
冷静に見て、二段下げ相場入り
昨日はニューヨーク市場が大幅に続落し、ダウ平均は221ドル安と、どう見ても踊り場を下離れた格好になりました。
NYダウ 日足(SBI証券提供)
これを受けまして東京市場、日経平均は194円安の2万809円までありましたが、そこから戻りに入り、以下の結果になっています。
日経平均株価終値 日足(SBI証券提供)
日経平均株価の大引けは、60円安の2万942円と底堅さを見せました。
トピックスは、4.43ポイント安の1531.98ポイント。
出来高は、概算11億1千万株で終わっております。
日経平均はまだ5月14日のザラ場安値は切れておりませんので、底割れの型にはなっておりませんが、大引けベースでは頑張ってきた2万1,000円の大台をついに割れました。
冷静に見て、第二段下げが始まった型でしょう。
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いつ・いくらまで下げる?
トピックスの三本新値足を見ましても、今日で陰転となりましたので、今後はいつ・いくらまで下げるかが焦点です。
日柄を見ますと、来週の6月3日(月)・6月4日(火)が大変化日となっておりますので、壊れたからこそ明日の5月31日(金)、そして来週の6月3日(月)と2日間小反発の型になるやも知れませんが、めいっぱい戻したとして2万1,200円と思われます。
明日で月足が確定いたします。今日時点で見ますと、丸坊主の陰線の型になっております。
4月末の大引けは2万2,258円でしたから、1,316円下げております。そしてまた、今日の大引けは3月安値をも35円切りました。
6月はかなり高い確率で2万300円、1万9,450円という下値の節目にトライするのではないでしょうか。
明日の大引けが注目されます。
では、御健闘を祈ります。
『相場コラム『わしの罫線』』(2019年5月30日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。