今週でG20も終わり、米中の合意があるやなしや。結果がどうであれ、イベントは相場の転機です。上がるチャートになっていない以上、下のものでしょう。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)
きょうの日経平均は反落、前日比62円高の2万1,275円
米中会談を控えて様子見か
月末・週末が重なり、持ち高調整の売り物で反落となりましたが、G20での米中に期待があるのか、大引けはしっかりしていました。
日経平均は、62円安の2万1,275円
トピックスは、2.13ポイント安の1,551.14ポイント
出来高は、概算11億5千万株
で終わっております。
日経平均株価 日足(SBI証券提供)
7月相場の展望
さて、月足・週足が確定いたしました。
月足の方は切り込みの綺麗な陽線となり、5月末に比べて674円高という型です。これを受けて、7月相場の展望です。
まず、日経平均の変動レンジですが、
上限:2万1,730円
下限:1万8,800円
以上が計算されます。
Next: 来週の展望:G20の結果はどうあれ、上がるチャートになっていない?
来週の展望
次に週足ですが、週足は上ヒゲ53円、下ヒゲ189円の、ほぼ十字足に近い陰線で先週末に比べて17円高。
これを受けて来週の展望ですが、
上限:2万1,730円
下限:2万230円
以上が計算されます。
週足は一応4週連続高の型になっておりますが、4週連続安で1,657円下げ4週連続高で674円戻りました。
正直これでは話になりません。来週上がるための条件は何一つ出ておりません。
今週でG20も終わり、米中の合意があるやなしや。結果がどうであれ、イベントは相場の転機です。上がるチャートになっていない以上、下のものでしょう。
では、御健闘を祈ります。
『相場コラム『わしの罫線』』(2019年6月28日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。