日経平均もトピックスも今日で売り転換。明日は急落が起こっても不思議はありません。どのくらいの急落かと言えば、日経平均先物で350円安、2万1,150円前後。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)
きょうの日経平均は反落、前週末比150円安の2万1,535円
米国株は超過熱相場
先週末、ニューヨーク市場は続伸となり、ダウ工業30種平均は2万7,359ドルで終わっております。
世界的に見て米国の一人勝ちの相場ですが、いつまでもどこまでも上がり続ける相場など無いわけで、すでにオーバーシュートに入って超の付く過熱に入っているニューヨーク市場ですから、天井を打った暁には、一気に300ドル安、400ドル安となって下げが始まると思われます。
NYダウ 日足(SBI証券提供)
さて、連休明けの東京市場。ニューヨーク市場の連日の最高値更新など、何の役にも立たず反落となって来ました。
日経平均は、150円安の2万1,535円。
トピックスは、7.57ポイント安の1,568.74ポイント。
出来高は、概算10億4千万株で終わっております。
日経平均株価 日足(SBI証券提供)
日経平均もトピックスも今日で売り転換
日経平均もトピックスも、今日で売り転換です。
日足は下げの1ポイント目であるなら、明日は急落が起こってもなんら不思議ありません。
どのくらいの急落かと言えば、日経平均先物で350円安、2万1,150円前後。
そのためには一にも二にもニューヨーク市場の急反落が待たれる所ですが、明日の朝、ニューヨークがいくらで帰って来るか注目されます。
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大口投資家は日本市場を狙っている?
恐らく世界の投資マネーではなく、投機マネーが全部アメリカに行っているのでしょう。普通の大口投資家なら今のニューヨーク市場など買うはずがない。
私は思っているのですが、本物の大口投資家は日本市場を虎視眈々と狙っているのではないか。それは10月に入ってからなのでしょう。
とにかく、今は悲観もせず楽観もせず、冷静に相場を見て行きましょう。
では御健闘を祈ります。
『相場コラム『わしの罫線』』(2019年7月16日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。