2019年4月から6月期の決算が一通り発表になりました。そこで今回は、AmazonのAWS、Microsoft Azure、Google Cloudといったクラウドサービスを比較してみましょう。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)
※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年8月20日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
AmazonのAWSの成長率は鈍化、それでもまだYonYで37%
Q. AWS, Microsoft Azure, Google Cloudのうち最も成長率が高いのはどれ?
今日の記事では、クラウドサービスの比較をしていきたいと思います。
2019年4月から6月期の決算が発表になりましたが、各種報道を見ていると断片的な情報が多いので、この記事で全体像を整理していきたいと思います。
今回の記事ではAmazonのAWS、Microsoft Azure、Google Cloudの3つを比較していきます。
AWSの売上規模・成長率
初めにAmazonの決算から、AWSセグメントを見ていきたいと思います。
AWSセグメントとしては、四半期あたりの売上が$8.4B(約8,400億円)、営業利益が$2.1B(約2,100億円)という具合に、非常に収益性が高い状況が続いています。
一方で、売上成長率がYoY+37%と、以前に比べると成長スピードが遅くなっているのも目につくようになりました。
出典:同上
Amazon全体での四半期当たりの営業利益が$2.6B(約2,600億円)ですので、そのうち$2.1B(約2,100億円)がAWSから来ていることを考えると、Amazonの利益の大半はAWSがもたらしているとも言えます。
AWSの特徴としては、収益性が営業利益率約25%と非常に高いだけでなく、成長自体は鈍化しているとは言え、成長スピードがまだまだ高い点と言えるでしょう。
以下では、AWSとMicrosoft Azure、そしてGoogle Cloudの比較をしていきたいと思います。
この記事を読んでいらっしゃる方はAWS ユーザーの方が多いかと思いますし、日本ではまだまだAWSのシェアが大きい気もしますが、果たしてグローバルで見た場合にMicrosoft Azure、Google Cloudはどの程度まで侵食してきているのでしょうか。
この記事は、クラウドサービスを利用している企業の方、今後クラウドサービスを選定あるいは変更を検討しているエンジニアの方だけでなく、経営陣の方にも最適な内容になっています。
Microsoft Azureの売上規模・成長率
Google Cloudの売上規模・成長率
まとめ
ズバリ!どのクラウドサービスを利用すべき?
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※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年8月20日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
image by: Michael Vi / Shutterstock.com
『決算が読めるようになるノート』 2019年8月20日号『Q. AWS, Microsoft Azure, Google Cloudのうち最も成長率が高いのはどれ?』より抜粋
※記事タイトル・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部による
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決算が読めるようになるノート
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アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方にも役立つ内容です。