最近絶好調が続いている、クラウドワークスの決算がでました。今回は特に、クラウドワーカーたちがどの程度継続して稼げているのかを中心に見てみましょう。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)
※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年9月19日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
登録ワーカー数は累計294万人、年間契約単価は一人約5万円
Q. クラウドワークスの総契約額のうち1年以上継続しているワーカーによる契約額は何%?
今日の記事では、最近絶好調が続いているクラウドワークスの決算を見ていきましょう。
特に、クラウドワーカーたちがどの程度継続して稼げているのか、というのを中心に見ていきたいと思います。
初めに決算の概要を見てみます。
クラウドワークスにとって最も重要なKPIである総契約額ですが、グラフの通り右肩上がりで増えています。
出典:同上
ネット売上に相当する売上総利益は、四半期あたり7.9億円と、こちらも右肩上がりで伸びています。テイクレートも20%を超える水準を維持しており、安定的な成長が実現できていると言えるのではないでしょうか。
また、過去4四半期は黒字を継続しており、赤字上場が問題視されたクラウドワークスですが、しっかり黒字が出る体質になってきたのも大きなプラスポイントだと言えるでしょう。
クラウドワークスのコホート: ストック型のビジネスモデル
今回のクラウドワークスの決算資料の中で、最も感動したのがこのスライドです。
出典:同前
ワーカー登録日を起算にしたコホートを見てみると、グラフにある通り綺麗なミルフィーユ形になっています。
昨年度に登録したワーカーによる総契約額が73.6%もあり、スライドにある通り、ワーカーがクラウドワークス内のデータベースにストックされていくビジネスモデルが実現されています。
つまり、一旦お金を稼ぎ始めると、長期間に渡って総契約額に大きな貢献をしていくというモデルになっています。
出典:同前
累計のワーカー数を見ると、YoY+44.6%の294万人と、圧倒的なペースで伸びています。
クラウドワークスのビジネスは、ワーカーたちがいかに稼げるようにするかという点が最も重要だということがご理解頂けたと思いますが、実際にクラウドワークスでは、どのようにしてワーカーが稼ぎやすくするようにしているのでしょうか。
決算資料から読み取れる範囲で、クラウドワークスが行なっている施策を見ていきたいと思います。
この記事は、マーケットプレイス型のビジネスを展開されている方、オンデマンドエコノミーに関心がある方、シェアリングエコノミー関連のビジネスをされている方、クラウドソーシングを使っている方あるいは使ってみたいと思っている方に最適な内容になっています。
ワーカーが稼ぎやすくするための2つの施策
施策1: スキル検定(KPI: 一人あたり契約金額)
施策2: オンライン面談自動予約(KPI: 契約ユーザー数)
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image by: Sharaf Maksumov / Shutterstock.com
『決算が読めるようになるノート』 2019年9月19日号『Q. クラウドワークスの総契約額のうち1年以上継続しているワーカーによる契約額は何%?』より抜粋
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アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方にも役立つ内容です。