コンテンツを「抽象」と「具体」で
パキっと分ける
M:いま僕がやってる全体の事業に「KnowerMag」っていう名前をつけていて、基本的にブログとメルマガがベースになってるんですが、各コンテンツの差別化ってしにくいじゃないですか。ブログでどこまで書けばいいのかとか、メルマガは有料だからどこまで書けばいいのかとか。たぶん、みなさんそこがすごく困るところだと思うんです。だから、いちばんはじめに、もう絵を書いて作っちゃったんですよ。ブログはもう抽象的なことしか書かない。で、メルマガは具体的なことしか書かないと。たとえばブログの中で「こういう着こなしがかっこいい」とか「これとこれはこういう風に合わせたほうがいい」みたいなことを、具体的なアイテム名ではなくて着こなしの方向を…たとえば「足が長く見えるようにするには、パンツと靴を同じ黒色にすると境界線がぼやけるから…」という感じですね。
鈴:なるほど!
M:パッと見たときに、どこから靴でどこからパンツかわからなくなるので足が長く見えます、日本人は足が短いからそれやったほうがいいです、って感じでブログに書くんです。でも、実際に読者さんが知りたいことって、じゃあ、どのパンツとどの靴を合わせればいいの?って話になると思うんです、最終的には。それは有料メルマガで…という感じで、コンテンツを「抽象」と「具体」でパキっと分ける。それが、たぶん読者さん的にもスムーズに受け入れられている感があります。
鈴:なるほど~。メルマガになると個別になるわけですねー。あ、だからQ&Aなんだ!
M:そうです、本当にそういうことです。
鈴:メールっていうものは個人に届くものだからだ! ブログは、もっと全体が見てるから…。
M:おっしゃる通りです!
鈴:つまり広さが違うから、その分だけ深く一点掘りにするってことですね! なるほど、なるほど~。
M:僕は、その構造をすごく意識して、ピラミッドのような三角形を自分の頭の中で描いてて。一番はじめに抽象的なことを書いて人を集めて、それがだんだん絞られてきて、具体的な内容になってくる。最終的には、たぶん個人になってくると思っています。だから、いまサロンをやろうと思っているんですよ。
鈴:はっは~!
M:もう、僕と読者さんと一対一でお話ができるサロン。実際のコーディネートを僕から受けられるという。そのかわり、客単価は上にいけばいくほど高くならざるを得ないわけです。一対一で手間と時間を割くので。その構造にのっとってやればいいのかなって思って、考えはじめたのが2年前ぐらいです。
鈴:はっは~! なるほど、なるほど。
M:って思ってたら、堀江貴文さんがすでに同じことをやられてて。やっぱり考えることって一緒なんだなぁって思いました。