人を動かしたいなら、その人の欲求を満たす
では、実際に何を言われたかというと、詳細は定かではありませんが、こんな感じです。
吉田君さ、早く仕事覚えたいよね? そして、仕事の情報とかもほかの人よりも先に知りたいと思わない?
だったらコピー取りが一番のチャンスだよ。実は◯◯さん(僕にコピー取りを指示した上司)も、コピーしながら仕事の情報を盗んで欲しいんだと思うよ。
そもそも、俺もまだ見てない情報を吉田君は見ているんだよ。いいよな~。
はい。いかがでしょうか?
「俺も見ていない情報を見てるんだよ」
この言葉で、強烈に優越感を感じちゃったんですよね~
「え? 実は一番先に会社の情報知れる立場だったのは僕なの?」
こんな感じです。
それ以降、コピーは頼まれた部数プラス自分の分もとるようにしました。そしてコピーの内容をそれこそ舐めるように見て、わからない部分は、しつこいくらい周りに質問してました。質問するっていうよりも、「知っていることを自慢したかった」という方が正解ですかね? そんなふうにして自分なりに仕事を学んでいきました。
人を動かしたいなら、その人の欲求を満たすこと。
相手は何に価値を置いているのか? まずは、これを知ること。そして、その価値をどんな形で満たしてあげることができるか? これを伝えること。
これは原理原則っていえることじゃないかなって思います。
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