そうです、つまり管理職の人は現場の人と話すときには、現場目線しか持っていない人にも理解できるように言葉を変換、翻訳して話しているんです。これって平たく言えば、「ウソをつくこともある」ということです。先ほどの例で、施策変更が現場の混乱を招き、顧客からのクレームが増えるとなったら、現場レイヤーの人は文句を言うに決まっています。そういう時に管理職として、上手にウソをつけないといけません。例えば、「このシステムを導入したら長期的にはお客さんのメリットになるんだよ」とか「このシステムはあのお客さんとのバーター取引で導入したからさ」とか、彼らが納得する表現で、「ま、それなら仕方ないか」と思わせるウソをついて、不満を和らげてあげなきゃならないんです。
ところがこれができない管理職(これまた世には数多いますよね)は、「役員会で決まったんだから文句を言うな!」なんて言ってしまって、彼らの不満にガソリンを撒いたりしちゃうんですね。
これができるかどうかで、組織のマネジメントって大きく変わりますから。管理職の人は正しく理解してくださいね。
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『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』
著者/佐藤しょ~おん
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