で、その取材時のこと。 この島に撮影の仕事で行ったわけだが、運悪く台風が近づいていた。 台風が上陸したら、完全な絶海の孤島になってしまう。
同宿した民宿の客(ドコモの工事の人)の話では、2週間近く閉じ込められたこともあるとか。 そんなことになったらほかの仕事が何もできない。
帰りのヘリを待つ間、天候連絡官(これ、先の観光課の方が兼務していた)に取り入って、まあ、完全なウソみたいなもんだが、
「視界は2キロ以上と言ってください!!」
と懇願したことを覚えている。 スゴい島だったが、温泉は快適だった。
ネット情報で、最近、港の待合所の屋上に、自分でコックをひねって出すタイプのポリバス温泉があるということを見かけたのだが、役場のHPにはそのことはまったく触れられていない。 また確かめに行きたいなぁ。
その時は閉じ込められてもいいように、たっぷりのお酒と釣り道具を持って行くことにしよう。 仕事ができないというのも、悪くない気もするし。
釣った魚で酒飲みまくり。 現地で買うとすれば「青酎」だな。 ふふふ。
image by: Wikimedia Commons / 海上保安庁海洋情報部ホームページ
『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』より一部抜粋
著者/飯塚玲児
温泉業界にはびこる「源泉かけ流し偏重主義」に疑問を投げかけた『温泉失格』の著者が、旅業界の裏話や温泉にまつわる問題点、本当に信用していい名湯名宿ガイド、プロならではの旅行術などを大公開!
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