もしかしたら、値段的には同じくらいで販売されていたとしても、安くなったREGZAよりも、最初から安いのにREGZAと同じ性能を持つドンキ品の方が得した気分になるような感じです。
そういう意味では、型落ち品を安く売るよりは、他のブランドに卸してしまった方が東芝的にも良いかもしれません。どのみちREGZAは新商品の方を売りたいでしょうし。東芝としては4Kテレビはすでに液晶から有機ELにシフトしていたりします。
また、ドン・キホーテにしてみても、REGZAブランドが見え隠れすることで、どこのメーカーが開発したかわからないような、とにかく安さ意外は目をつぶれ的な印象から、安くても実は中身がしっかりしているものとして、安心感を与えられるわけです。双方にとって、良い結果が出るのではないでしょうか。
実際、ノーブランド、サードブランドの4Kテレビは、映像エンジンや画像処理がイマイチなものも多く、ディスプレイの性能を活かせていないものもあったりします。
とにかく、東芝は今あんな感じになってしまいましたが、REGZAの評価はとても高く、それを失うのは大きな損失です。なので、ドン・キホーテのブランドでも発売して、テレビ部門が継続されれば、それだけで価値があるものではないでしょうか。すぐにと言うか、すでに4Kテレビも価格競争の渦中に飛び込んだ感があるので、その価格競争の相手が海外ブランドでないだけ、まあ、良いかなって感じでしょうか。(岡安学)
image by: MAG2 NEWS, ドン・キホーテ公式プレスリリース(PDF)