3. ユニーク性
私は、祖母から仏教思想を教わり、自分でも研究して独自の方法を見出したように感じる。集中力が座禅で高められ大学受験でも、それが効いたようである。高校では真ん中より下であり、望める大学ではなかったが、勉強の集中力が他の人とは違うようだ。
座禅時に見つけたことは、自己の中での自分ともう一人の自分の2人の会話である。深く考えるときには、前頭葉に気を入れて考えることにしている。問いの形にして聞いている。なぜ、それでよいのかわからなかった。もう一人の自分が回答してくる。
しかし、「具舎論」を読むと、今の脳科学本を読んでいる気分になる。どう人間は目から情報を得て、それによりどう感じ考えるのかということが、論理的に書いてある。その論理から、涅槃の境地に行くための修行方法が示されている。
結局、自分の周囲の環境や遺伝子や友達や仕事から今の自分を作り、その自分が何か趣味や好きなことで、また新しい自分を作り出しているように思う。縁起の世界である。因果応報である。
どうせ、会社を65歳定年になっても、人生は35年もあるということになる。残りの人生を充実させるためにもユニーク性の確保が必要であろう。
ユニーク性があれば、それを必要とする人がいるはずである。
それと目標、使命感などが組み合わされて、自分の人生ができているとみる。
政府も人生100年の働き方を検討し始めたが、どのような社会システムを提案してくるのであろうか?
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