まるで東芝。武田薬品、6兆8千億「高値づかみ」買収劇に不安の声
囁かれる「きな臭い話」
きな臭い話もある。今回の買収により巨額の利益を得る人たちがいて、そういった人たちが武田のシャイアー買収を強力に後押ししたのではないかとの見方がある。利益を得る人というのは、銀行や投資銀行、監査法人などだ。銀行は利息収入が得られ、投資銀行は助言報酬、監査法人は監査報酬が転がり込んでくる。彼らにしてみれば、今回の買収案件は濡れ手に粟だろう。
これらの懸念や批判を黙らせるには、結果を出すしかない。統合により相乗効果を生み出し、収益を拡大させていく他ない。これからが正念場だ。

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東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。
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