他にはこんな人も。
その彼は、マーケティングコンサルタントを名乗る人でした。僕の名刺を見て、
彼 「へぇ~、コンサルやってんだ。クライアントはどんな感じのところ?」
私 「色々です。中小企業の経営者さんもいれば、個人事業もあるし、大手のマーケティング部なんてところもあります」
彼 「あっ、そう。じゃぁだいたいはいけるんだ。俺も忙しいからさ、何かあったら仕事振ってもOKね」
私 「……」
空いた口が塞がりませんでした。「だいたいはいけるんだ」って何がやねん(笑)!で、その彼は、その後他にいた経営者や起業家の人達の所に行き、彼等の持っていたチラシや広告を見ては、「なるほどねぇ~。これじゃ導線がねぇ~」とかなんとかブツブツ言っている。もう完全に上から目線。「お前、何様やねん!」ですよ。こんな人間に相談しているクライアントがいるのかと思うととても不憫でした。上から目線で、偉そうにして自分の凄みを見せたいのかなんだか知りませんが、最低限のマナーすら守れない人間にコンサルタントなんて務まるわけがないのです。
また、そうした人間に限って、有名人や著名人の名前を出して、誰それさんを知っているというのです。前者の営業コンサルタントを名乗るKさんも後者のマーケティングコンサルタントを名乗る人も有名人の名前を出して、「先日、○○さんと会ったんですよ。とても気さくでね」なんて言ってました。だからなんやねん!です。こういうのをほんとに胡散臭いというんだろうな、と勉強になりました。僕は絶対、こうはならないぞ、と。
ということで、上から目線で偉そうな人は、マナーを知りません。マナーを知らないコンサルタントが、お客様と接する営業やマーケティングのコンサルタントなんてできるはずもないのです。いくらノウハウやテクニックだとか言われても説得力もなにもありません。まぁそんな人は少ないことを祈りますが…。
コンサルタントは「先生」と呼ばれることもありますが、「先生」ではありません。先生ではなく、マラソンでいう伴走者であり、相談相手となるパートナーです。コンサルタントを「先生扱い」しないように注意しましょう。「先生扱い」することで、勘違いするコンサルタントもいるのです。
■今日のまとめ
「コンサルタントを先生扱いしないこと」
- 指導してくださる人をチヤホヤしない
- 部下や後輩を指導する際、自分の態度はどう見られているか?一度振り返ってみる。あるいは、周りに聞いてみる
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